この物語は、水前寺成趣園を完成させた肥後三代藩主細川綱利が一人で、成趣園を訪ねたところから始まる…。
歴史に造詣の深い著者が、細川家に関する研究と、熱い思いをもって上梓した貴重な郷土の宝物と言える作品である。
歴史に造詣の深い筆者は、しっかりとした歴史考証にたって、細川家に関する深い研究と、熱い思いをもって上梓されている。本書は、その心意気が伝わってくる貴重な郷土の宝物である。
(「はじめに」吉丸良治 熊本県文化協会会長、公益財団法人永青文庫常務理事より)
小説として描いた登場人物は、私なりに人間臭い魂を移入して書いてみた。そんな人物感があってこそ、水前寺成趣園が生き返ってくるように思えたからだ。
成趣園が何故に造成されたのか、その意味をこの小説で感じていただければ、きっと湧水の湧く音さえ人の息に聞こえてくるだろう。(著者「あとがき」より)
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出版社 : 熊日出版 (2016/2/24)
発売日 : 2016/2/24
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 184ページ
ISBN-10 : 4908313105
ISBN-13 : 978-4908313103